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【紀和町のコト】 [丸山千枚田 農耕ログ] はじめての畔塗り


 紀和町の「丸山千枚田」で、紀和町ふるさと公社の主催する「畔塗り作業体験」に参加してきました。NPO法人熊野ふるさと倶楽部として、今年は千枚田オーナーに申し込んだので、晴れてオーナーの1人としての参加です。What's 畔塗り!? これについては前回の作業「畔そり」についてご覧頂いてから、続きをご覧ください〜♪
   

 気持ちよく晴れ渡った丸山千枚田に、県内外からオーナーのみなさん+一般参加者が集まりました。「畔塗り」の作業は、「田おこし」と「畔そり」が終わって水を張った田で行います。最近は雨が少ないので、まだ全ての田に水が行きわたっていない状態だそうですが、オーナーの棚田については水も行きわたり、この日はオーナーエリアの作業になります。


「畔塗り」は文字通り、田んぼの泥を畔に塗りつける作業。畔を維持・補強するために行います。

ハイ。以下、

★丸山千枚田保存会の奥会長★
  〜直伝・畔塗り法〜
    
1.田んぼの泥を鍬ですくって畔の斜面に優しく置く。(足や鍬でかき回してしまうと泥がすくえないので注意!)                 



         
2.塗りつけた泥を斜面に沿って下から上になぞるように、適度に押しつける。(これによって泥の中の空気を出し、崩れにくい、モグラが穴を掘りにくい、強度の高い畔をつくる。)
  
3.上部も鍬で軽く押しつけて平坦にし、鍬をコテのようにしてすーっとなぞって整える。(上はあまり広くしないで、ちゃんと芝生の歩けるスペースを残すこと。)
      
4.最後に斜面を整える。鍬をコテのように使って(進行方向を少し浮かせて移動する)泥を押さえつけながら表面を滑らかに!
   
5.できあがり☆ うーん。美しい・・・景観の向こうのその営みを体感すると、美しさが増します。何より、いつも癒されていた丸山千枚田の田んぼの中に立って作業できることが、大きな喜びでした。休憩中は、畔に寄りかかったり。当たり前のようで、当たり前じゃない、この恵み。ありがたい・・・って心の底から想いました。

    
[畔/畦(あぜ)]・・・水田と水田の間に土を盛り上げてつくった小さな堤。水を貯水する役割とともに、境界・通路とする。

畔は、いわば水を貯める桶のようなもの。棚田は、その桶が何段にも重なっている状態です。手入れをしないと雑草が生えすぎたりモグラなどの動物によって畔や、石垣が崩れてしまいます。最近はコンクリート畔や、機械による作業がほとんどになってきましたが、千枚田では機械が入れないため、今も手作業で畔の手入れをしています。



     
現代社会から見ると、今も昔も効率が悪そうな、大変そうな、棚田。
でも、棚田が創られてきた理由は、平地が少ないからというだけではなく、ロハス(持続的なスタイル)な一面もあると思います。『棚田の謎 〜千枚田はどうしてできたのか〜』(田村 善次郎著)を参考に、KUMANO JOURNAL 2010冬号で記事掲載したのでよかったらチェックしてみてください。
        
まぁでもこの畔塗り、お察しの通りものすごい重労働!水を含んだ重い泥を扱う一方、デリケートな左官のような作業だから腕はプルプルになります(笑。

←彼女たちのファミリーは今年でオーナー6年目。「畔を綺麗にシューッとするのが難しいんだよねぇ。でも毎年上手くなってる!」とすっかりベテラン!
  
千枚田保存会の副会長さん。
地元の人と和気あいあいと田んぼ作業、楽しいですよ。

次回はいよいよ田植え。お問い合わせは紀和町ふるさと公社まで。

この日塗った畔は、広い千枚田のごく一部。来月の田植えまで、まだまだ何百枚もの田んぼの畦塗り作業が残っています。丸山地区の人たちを中心とした千枚田保存会のみなさんのおかげで、この景観が残っています。
    

千枚田保存会のお父ちゃん・お母ちゃんに会えるツアー
  『千枚田の里を歩く、ロハスウォーク』受付中です♪
    
動画も撮ったのでぜひ。畔塗り作業が良く分かります♪
     

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