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【赤倉のコト】 台風。アマゴ養殖場の深刻な被害・・・


先週の台風4号の雨で被害が出た、アマゴ養殖場へ行ってきました。養殖場横の清流から、アマゴちゃんたちのプールへ水を引き込む一番おおもとの、水路が土砂で埋まっています。(本当は深さ1m以上ある)それよりさらに深刻なのは・・・  
  

川の水をひきこむ水路の護岸が、破壊されてしまったのです(+o+) 
右側の、大きな岩が積もっているのは、昨年の台風12号の豪雨によってできてしまったところ。ご覧の通りそこには川の水が流れていません。以来、川の水は退堆積した土石をよけて、水路側に集中していたところに、今回の台風4号。足が早かったものの、集中豪雨がかなり局地的にありました。赤倉あたりでも、かなりゲリラ的豪雨があったそうです。負荷がかかり耐えられず・・・
  

壊れた鉄筋コンクリートの水路はこの状態。去年の台風12号の2次被害となってしまいました。
昨年の様子。)
   
中平さんがつづるブログ「あかくら日記」にあるように、今は電気ポンプで川の水を引き上げてしのでいるそうですが、電気代が1日3000円もかかり、さらに特に社会的に節電の必要もあることから、なんとかはやく応急処置をしたいところだそうです。
  
破壊された水路を本格復旧させるためには資金・日数、いろいろと要調整なので、まずは上の水路に貯まった土砂を取り除き、太いパイプで水を引くという応急処置しています、が・・・季節柄、雨が多くなかなか作業が進まない。というか、これまでの1週間は、無事だった魚たちを死なせないために、水を確保したり、さまざまな処置をするのにてんてこ舞いだったそうです。
周りには、湧水がたくさんあるので、細いパイプを張り巡らして少しでも水をひき、なんとか魚たちの安全を確保してから、電気ポンプの電気配線が終わり、一応は水の確保をできているという状況。
   
こんなに大変な状況なのに。ブログをみてちょっと気になって、TELしてみたときの、いつもと変わらない、「赤倉水産です!」 明るい覇気のある声。そういうところ、とてもすてき。尊敬します。
   
  
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自然災害の影響を避けられない、THE・僻地、赤倉。奥熊野の原郷的風景、巨岩信仰が色濃く残る、裏本宮街道の要衝であった赤倉。
「赤倉に行ってみたくて、熊野を訪れました。」「赤倉のアマゴや猪鍋を食べたくて、熊野に来ました。」という人たちが確かにいます。私も何度か、メールや電話の問い合わせで、「巨岩信仰の丹倉神社に行ってみたい」と受けました。    
「観光」という枠で見たら、その数は少ないかもしれないけれど、その人たちは、確実に「赤倉・熊野のファン」であって、通り過ぎる観光の人ではないです。
 
赤倉は、そういうコアなファン、コアな観光者へ向けて熊野ならではの本質的なた空間・時間・体験を提供できる、貴重な場所。もちろん、そういうところはまだ他にもあります。でも、そこに休憩や宿泊ができるところがあるか、またそこに食べるものがあるか、おもてなし・応対が可能な人、または店があるか、は、来訪の実現率を高めるのに重要なポイントじゃないですか。
   
私自身、今のような仕事に関わる前から、赤倉へは「大丹倉」を見に何度か訪れていました。赤倉には当時、2、3人の人が住んでいましたが、まだ山里民泊あかくら も、あまご屋もなく、「なんとなく人の気配は感じるけど、廃村なのかな?」という感じで、休耕している棚田の風景などを通り過ぎざまに写真を取るだけでした。
 
でも、今は泊る宿があって、縁側からあの風景を眺めることができたり、深い山里の夜の顔や、朝の顔に出会うことができる。数十人が住んでいたころとは、里の風景は変わっていることと思う。田んぼももう休耕しているし。でも、そんな里の面影を感じながら、なにより都市部の人にとっては普段と真逆の非日常(空気も、音も、目に見えるものも、目に見えないものも)に、浸かることができる。五感次第で・・・。そこが、普通の宿とはちょっとちがうとこ。奥熊野、東紀州にいいところはたくさんあるけれど、キャンプ以外で一般の方がこういう体験ができるところは、なかなか少ない。
  
そういう場所をつくってくれた中平さん、これをどう継続するか、やれることを全てやろうとしている。ていうか、やってる。
  

  
この美味しいアマゴを育てる仕事、そういう仕事をまず作ってくれたのは中平さんのお爺さん、創業当時74歳。いま、中平さん、60代前半。お爺さんの背中を思い出して、継続することに決めた。
  
  
試みの一つ、生姜プロジェクトの生姜も、凛と芽を出しています。
KUMANO JOURNALでは、次号から赤倉の特設ページを設けることになりました。奥熊野だけでなく全国に増えている過疎地・僻地の一つ、赤倉の歩み、どうぞ見守ってくださいませ。そして来訪もお待ちしています!♪
  
  
   
   
移住希望者の募集も継続中です。

詳しくは、こちら




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奥熊野への旅のキッカケに、熊野古道歩きと、熊野そのものをさらに深くおもしろく・・・
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奥熊野発フリーペーパーKUMANO JOURNAL
  http://kumanojournal.jimdo.com/






[KUMANO JOURNAL] 次号の特集の取材へ・・・ & 設置協力場所リストまた更新♪ 110ヵ所になりました。


日曜日は、次号のKUMANO JOURNALの取材のため、朝から取材ウォーキングへ。木花堂の開店を12時に遅らせて張り紙をしていたのですが、ギリギリだったので、帰り道は私だけ走って帰ったら・・・汗ダク!!!台風が近づいていて湿気がすごかった。(取材同行してくださったかた、湿気ボン!の暑い中ありがとうございました!)
  
でもこの湿気で、この森はいつもにまして生き生き生き!してました。
   

   

  
この写真でどこかわかったかな?
     
  
奥熊野発フリーペーパーKUMANO JOURNAL、次号は7月中旬頃発行予定です。
  
それから、設置協力場所を更新しました。
自由が丘にある無添加のぷりんをつくる「ぷりんやさん」(美味しそう、ネットでも注文できるようです!)、兵庫県のカフェ「はま茶」さん(フリーペーパーを集めるイベントなども夏に企画しているそう♪)、そして山や焼き鳥で日頃からお世話になっている(笑)、「大吉尾鷲店コテージウッドペック」さん、新宮の「ビーズ教室パプリカ」さんなどの4か所が増えて、110ヵ所になりました。
 
ありがとうございます!
  
設置協力場所リストは、KUMANO JOURNAL WEBのこちらのページを。
   
  
台風が近づいています。
先週の大雨でも、奥熊野では道路崩落が何箇所かでありました。十津川の玉置口などは通れなくなっています。昨年の台風12号による地面下での影響や、川床が上がっているということで、例年よりも崩れやすい・溢れやすい状況があり、各地で警戒しています。
  
   
  
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